オンエアされる上位3組の発表です!












ボルテージコード

今期2勝目!

ナカギ

今期2勝目!

霜山寛治

3連勝!






以上の3組です! おめでとうございます!





それでは、難関を突破された皆さんの熱演をどうぞ!





霜山寛治

漫談/どうかうつ伏せで死んでくれ (3/3)

池井戸潤みたいな話が書きたかった!!!
ドラマ化待ったなしですね……!
歴代最高KBをマークし、今期も最高のスタートを切りました。
3戦連続トップオンエア! 霜山寛治!
夏の終わりが近づくと、あちこちで蝉の死骸が転がり始める。

そしてほとんどの蝉が、天を仰ぐように足と腹を見せて事切れる。それをひっくり返してうつ伏せにするのが僕の仕事だ。

これは「蝉の裏側が気持ち悪い」という若者が増えたために生まれた職業だ。僕は十年もこの株式会社蝉葬送の「セミ返し部門」で働いてる。

僕たちが裏側の蝉を裏返し、その後で「セミ集め部門」の人が蝉の死骸を拾い集め、集めた蝉を「セミ焼き部門」の人が焼却する。こうして町から蝉の死骸が無くなるのだ。

働き初めの頃は慣れないセミ返し作業に戸惑ったが、今では一時間で千匹はひっくり返せる程の技術がついた。

ちなみに「セミ集め部門」の人の仕事を奪うことになってしまうので、僕たちは蝉を裏返しても絶対に回収してはいけない。二度手間に思えるがそれが会社の決まりなので仕方がない。

仕方がないが、今の僕はもうこの「セミ返し」に魅力を感じなくなっていた。だって蝉をひっくり返してるだけなんだもん。やりがいもクソもない。

それにたまにちょっと裏返し忘れてる蝉があると、色んな所から苦情の電話がひっきりなしにかかってくる。これではストレスが溜まる一方だ。

さらに毎日大量の死骸を直接素手で触れるためか、生気がすっかり吸い取られ、まともに笑えなくなった。ライフワークバランスが崩壊している。

何度も僕は会社にセミ返し部門から異動させてくれと頼んだが、君が一番蝉を裏返すのが早いからと要望を断られてしまうのだ。

我慢も限界に達した僕はヤケになり、こうなったら「セミ返し」の仕事をこの世から無くしてしまおうと思い立った。

そして休日にセミの所を訪ねて、会社で学んだセミ語で「どうか皆さん、うつ伏せで死んでくれませんか」と頼んだ。しかし蝉たちは怒り狂った。

「死に方をまで愚かな人間の都合に合わせろと言うのか。そんな事を言うのなら、まずお前が蝉になってうつ伏せで死んでみろ」明日死ぬセミ長老の言葉が僕の胸に響いた。

それならやってやる。そう思った僕は蝉になって死ぬ為に穴を掘りその中に潜った。こうして五年後に外に出れば僕は実質蝉と同じになるハズだ。最早「セミ返し」を無くすためならこの命惜しくはなかった。

そして五年後。「よおうし! 死ぬぞぉ~!」と意気揚々と叫んで僕は土から飛び出た。しかしどうやらこの五年で穴の上に線路が敷かれていたようで、僕は飛び出した瞬間ロマンスカーにはね飛ばされてしまった。

垂直に吹っ飛び、地面に転がり落ち、空を仰いだまま事切れそうになった。体をひっくり返そうにも、至る所が骨折していて力が入らなかった。

嫌だ、このままでは、僕が蝉になった意味がないじゃないか。こんな終わり方があっていいのかと泣きそうになりながら絶望したその時、「頑張れ霜山!」という声が耳に入った。

ふと見渡すと、周囲の数千匹の蝉たちが鳴き声混じりに僕に大声援を送っていた。みんな見覚えがある。僕と同じ時期に地面に潜った蝉たちだった。

あの時は僕の計画を馬鹿にしていた皆が、今では期待の一心で僕を見ている。蝉の今後を変える死に様を、見届けようとしている。ならば彼らのためにも、ここで諦めるワケにはいかない!

声援と勇気を貰った僕は最後の力を振り絞り、体をひっくり返し、うつ伏せになった。

「カッコイイ!」「よくやった!」「死に様を貫くお前こそがセミの中のセミだ!」皆の声を耳にしながら、僕は堂々と事切れた。


そして天界から僕は下界を見下ろす。セミ達は僕の意志の通った死に様に感銘を受け、ほとんどのセミがうつ伏せで死ぬようになった。

これでセミ返しの仕事も無くなると思ったが、今度は「セミの表側が気持ち悪い」という若者が増え、セミ返しは死骸をうつ伏せから仰向けにする仕事になった。

結局僕の最初の目的は達成されなかったが、一瞬でも世界の常識をひっくり返すことができた。そのことだけで僕は満足だった。表と裏。くるくる回る蝉と世界を眺めながら、僕は気持ちよく笑った。

おしまい
517/545KB




ナカギ

コント/プロポーズ (2/2)

オンエアは・・・!命より重いっ・・・!
ざわ・・・ ざわ・・・
今回も強豪2組を抑えて高順位を獲得しました。
期間2勝達成! ナカギ!
今日は君の為にこの高級レストランを予約したんだ。見てごらんこの夜景を、とても綺麗だろ?
けど今日はこの夜景が霞んで見えてしまう。何よりも綺麗な君が目の前にいるからなのかな

え?夜景なんて深夜残業させられて出来てしまう悲しき光景だって?
そう、君にはこの日本社会の闇を見て欲しかったんだ。君が平和ボケしない為の戒めとしてね。

この鍵を見てくれ。昨日外車を買ったんだ。
今までは二人とも忙しくて旅行なんてできなかったけどこれからは色んな場所で二人だけの思い出を作ろうね

え?自分が左ハンドルの助手席だからパーキングエリアでの駐車券抜き差しが面倒だって?
大丈夫。昨日駐車発券機を左にするよう広報活動をしていたんだ。全ては君の為にね

僕は昨日もう一つ大きな買い物をしたんだ。外車なんてお金があれば買える。けどこれは大切な人に一度だけ贈る大切な物。
これ・・・給料3ヵ月分の指輪なんだ。一生幸せにします!僕と結婚してください!

え?指のサイズまで知ってるだなんて気持ち悪い?
安心してくれ。昨日商店街で手相を見て貰っただろ?あれが僕だ

君には言ってなかったけど昨日料理教室に入会したんだ。
多いんだよね。嫁さんを家政婦扱いする最低な男が。安心して、僕はそんな男にはならない!

え?元家政婦なめんなよって?僕はその気持ちを確かめたかったんだ!
そう言うと思って昨日で料理教室はやめたよ。やっぱり君の考えてることは全てお見通しさ

それでも僕と結婚したくないって?一体どうして?

え?外車買って駐車発券機を左にする広報活動して手相占いして指輪買って料理教室入会して即日退会する人は嫌だって?

大丈夫。嘘だから。好きな人と結婚する為に嘘をつく、男なら誰しもが通る道だね

それより君は無理やり僕のプロポーズを拒否しているように見える。何か結婚できない理由があるなら教えて欲しい

え?親孝行の為に結婚もしたいし孫も見せたいけど本当は独りで過ごしたい?
定年後は独りを謳歌したいって?

わかった・・・じゃあこれだけは聞いてほしい・・・
自分暴飲暴食なんで早く死にます










---こうして二人は60歳あたりまでの愛を誓った---
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ボルテージコード

コント/クレイジークレイ (4/4)

柳田:ちょっと変えてます、ちょっと変えてますので…
黒沢:すみません…
そのちょっとの変更点が明暗を分けたのかもしれません……。
2期連続の期間2勝達成! ボルテージコード!
黒沢:…ということで、今から実際にカメラを回して取材を始めますので、柳田さんは工房の中で待っていただければと思います。
   それでは一旦外に出ますので、よろしくお願いしますね!

柳田:わかりました。 こういった取材はあまり受けたことがないので緊張してますが…
   工房で立って待ってればいいんですよね。





黒沢:こんばんは。 今日は、粘土を使って作品を作り続ける芸術家、柳田さんの工房を取材しようと思います。
   何でも柳田さんは10年前からこちらの工房で作品の制作に打ち込んでいるそうで、
   そのストイックな創作活動から生み出される作品はなんというかその、えーと、まあその…多分なんかすごいです!

柳田:感想がふわっとしてましたが大丈夫ですか? 「多分なんかすごい」とか言ってましたけど。

黒沢:それでは早速工房に入っていきましょう …いやぁ、それにしてもいきなり素晴らしい作品の数々が目に飛び込んできました!
   原寸大で精巧に作られた作品が所狭しと並んでおります! 本物と見まがうくらいの迫力です!
   あ、ここにあるのが北海道の銅像でも知られる「クラーク博士の粘土像」、そしてこちらは…「ゴリラの像」ですね!
   そしてこちらは…「タンスの角に足をぶつけた人」の像ですね。 こういったユニークな作品を数多く作っているようです。
   というわけで柳田さん、ちなみにこの作品を作るのにどのくらいの期間を費やしたか教えていただけますか? あれ? 柳田さん??

柳田:ん? えーとすみません、恐らくあなたがマイク向けてるのは僕じゃなくてゴリラの像ですね。
   自分で言うのもなんですが、そんなにゴリラと間違えられるような顔はしてないと思うんですけども…

黒沢:…あっ、すいません! あまりの完成度の高さについ顔を間違ってしまいました!
   それほど精巧に作られた作品の数々ということですよね? ね、柳田さん? あれ、聞こえますか? さっきからどこを指さしてるんですか?

柳田:今マイク向けてるのも僕じゃないですね。 それクラーク博士の像ですよね。
   僕そんな遠くを指ささないですよインタビュー中に。
    …ちょっと一旦マイク降ろしてもらっていいですか! マイク強く当てすぎてクラーク博士の鼻にめりこんじゃってるんで! 

黒沢:はい。 あ、柳田さんここにいらっしゃいましたよ! やっと見つけられました!
   よろしくお願いしますね。 ただお顔をよーく拝見しますととても野性的な顔をしてらっしゃいますね。 なんだかゴリラのような…

柳田:それもさっき間違えたゴリラ像だよ! 短い時間に何回ゴリラと間違えてんですか!
   いくらなんでも人間とゴリラくらい区別つかんかね! 声のする方向でなんとなく気付いて下さいよ!

黒沢:すいません! ちょっと工房の中が思いのほか暗くてね、それでわからなくなってますね!

柳田:確かに薄暗いけど、それにしても間違えすぎでしょ! このままじゃいつまでたってもインタビューできないですよ…。
   じゃあもう今から僕が黒沢さんの近くまで行って肩をトントンとタッチするので、それでちゃんとインタビュー始めましょう。

黒沢:すいません、粘土触った手で触られるのは衛生的にちょっと…

柳田:黙れよ! お前がゴリラやらクラークに間違ってマイク向け続けてるのが悪いんだろ!
   ずっと打ち合わせ通りの立ち位置で待ってるのにゴリラと勘違いされたあげく不衛生扱いされた俺の気持ちはどうしてくれんだよ!

黒沢:いやぁ~、それにしてもこうしたところに来ると自分も創作意欲というものが出てきますね。

柳田:強引に進めんじゃねぇよ! そんなくだり打ち合わせに無かったぞ!

黒沢:という訳でここにあるクラーク博士の像とさっきのゴリラのガラク、いや作品を組み合わせて一つの新たな作品にしてみましょうか
   クラーク博士のピンと伸びた指をゴリラの鼻に入れて「少年の幼さとの決別」を表現したいと思います

柳田:お前今しれっとガラクタって言いかけたよな!? いいかげんにしろよ!?
   そんであんたの作品センス欠けすぎだろ! 何だ、クラーク博士がゴリラの鼻に指つっこんで幼さとの決別ってよ! 

黒沢:柳田さん落ち着いて下さい! それじゃちょっと今からクラークを移動させますんで (ぐさっ)

柳田:痛っ! クラーク博士の指が俺の目に当たってんだよ! まさか自分が作った作品に目つぶしされると思わなかったわ!
   許可も無しに人の作品動かすんじゃないよ!(元に戻す) ちょっと、とりあえず目つぶしの件を謝ってほしいんですけど!

黒沢:そうですよね、申し訳ございません柳田さん! あらら、そんなに足を押さえて、だいぶ痛そうですね…

柳田:それも俺の作品だよ! 「タンスに足の小指ぶつけた人の像」だよそれ! 俺は別に足は痛くないんだよ! どれだけ見間違うんだ!

黒沢:…ちょっと粘土を触ってマイクを持つ手が汚れてしまったので手を洗いたいんですが、水道はどこですかね…
   …あ、あっちの方角ですか

柳田:だからそれクラーク像だっつってんだろ! もう帰れお前!!
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残念ながらオンエアに至らなかった皆さん

インタープラグ 421KB(2/3)
八神 置きに言ったネタじゃあ。
綿谷 つまんないよ~。

阿武能丸 269KB(0/3)
いずれ理解される日が来ることを信じて・・・。

審査の詳細

審査員一覧(敬称略):アッキー(管理人)、旅人、きょく、青西瓜、Warabee、彼。、スリーオール、8823、あゆし、ドロップ、モンスタイル、ひろちょび


1組目 阿武能丸 32/80点

青西瓜 6

個別に審査コメントを書いていませんが、笑った質・量+技術点で採点しています。



アッキー 4

いつもより台詞の部分が多めで分かりやすかったと思います。
(3)のように全部台詞で表現した上で、
ぜひ20行以上書いて欲しいです。



Warabee 4

今回は内容が一貫していて良かったですが、あと2〜3種類はボケられるかな…と。
もっと手数が欲しいです。

(3)音声案内が宇宙戦艦ヤマト沖田艦長
と内容に入る前にネタバレしているのが残念な所です。



8823 4



あゆし 4

(2)で一本作った方が良くないですか?



ひろちょび 4

江戸時代のカーナビのボケは好きですね。
手抜きカーナビ、交番に聞くというオチは良いので、フリの書かれ方次第ではちゃんと面白くなりそうです。
最後のは、うーんタイトルそのままだったかなという気はしました。



彼。 3

ボケ自体は平均点だと思うんですけど、ショートコント形式でかなりハードルの高い見せ方をしている上に、ひとつひとつの文章量が長く感じた為、ボケが薄くなって平均点以下に見えてしまいました。
もう少しコンパクトにして数を打つような形式で見てみたいなと思いました。



モンスタイル 3



旅人(1)

やっぱり案なんですよね、コントの。
自分はこれを入れたコントを見たいなと思うんですが。

データがやたら古いカーナビはちょっと面白かったので1点を。



きょく(1)

前回前々回の童話に比べると大分マシかなとは思いました。
それでも一つ目の交番は流石にベタですし、
二つ目は設定は悪くないんですが「そもそも江戸時代にカーナビなんて無いだろ」って思えました。
三つ目の「波動砲」は良かったんですが、それまでがイマイチかなと。
最初の二つ削って宇宙戦艦ヤマトをモチーフにしたカーナビの設定を25行に広げて欲しかった所です。



スリーオール(1)

おそらく連投した作品と思われるため、新たに指摘する内容が思いつかないのですが…
「(1)超手抜きのカーナビ」のようにタイトルを宣言するというのはあまり効果的ではないな、と。
内容に入る前から「あぁ、超手抜きのカーナビが出るんだろうな」と予想ができてしまい、
実際にその通りの内容が続くので、おのずとボケとしてのハードルはあがってしまうんじゃないかなと思います。



ドロップ(0)

2つめのネタはドライバーの前で改行した方が見やすいと思います。
また、(1)超手抜きのカーナビ とか先にオチを言っちゃうのはマズイと思います。

ネタが面白いとか面白くないとかよりも、それ以前の問題かと思います。

2組目 ボルテージコード 53/70点

モンスタイル 9



8823 8



あゆし 8

「薄暗い」のフリが一番最初にあれば
黒沢くんがただの頭おかしい奴じゃなくて
天然な奴として進行出来るので、
ボケの幅も広がりそうですよね。
柳田くんもサラッと暗いことを認めるなら尚更。



アッキー 7

・ただお顔をよーく拝見しますととても野性的な顔をしてらっしゃいますね。 なんだかゴリラのような…
・あらら、そんなに足を押さえて、だいぶ痛そうですね…

何故か像と人を間違えるという不条理な設定が面白かったです。
「なんだかゴリラのような…」とまで言ってるのに気づかないアホっぷりが良かったです。

ただ、中盤は“ガラクタ呼ばわり”や“作品を勝手に変えてしまう”など
この手の題材のネタでは誰もが思いつきそうなボケが続いてしまったのが残念です。
もう少しベースの設定を活かしたボケを展開して欲しかったです。
例えば“像を動かそうとして、逆に柳田を掴んでしまう”とか。



旅人 7

「クラーク博士のピンと伸びた指をゴリラの鼻に入れて「少年の幼さとの決別」を表現したいと思います」が面白かったです。

ベタなんだけど面白いという感じがしましたね。
ツッコミの前に「何となく勘違いしてるな」っていうのがわかるボケがよかったと思います。
ただ、ちょっとベタなのでこの点数で。



Warabee 7

ボリューミーかつ読みやすい、というのは本当に凄いと思います。
「粘土触った手で触られるのは衛生的にちょっと」「年の幼さとの決別」の部分は面白かったのですが、「人と像を間違える」という展開はベタかなと感じてしまいました。



ひろちょび 7

あまり見たことない発想で、いろんな像使うのは上手いですね。
絶対に面白いことやってるとはおもうんですけど、伝わりこそしたものの具体的な絵のボケが多く、
またツッコミの発言で初めてボケが分かるくだりが多いので、直感でピンときにくいのが何とも難しいところですね…



きょく(6)

クラーク博士関連は上手かったですし、柳田さんをゴリラと間違えたり不潔扱いするのは面白かったんですが、
多分なんかすごいとかガラクタはとかの黒沢さんの失礼さはありがちかなと思いました。
クラーク博士に比べると「タンスに足の小指ぶつけた人の像」が単発だったのも勿体無かったかなと。



彼。(6)

最初に三体の銅像を見せて、それを上手く使ってボケて、よい構成だと思いました。後半の展開でもう少し飛躍が欲しいと思いました。



青西瓜(5)



ドロップ(5)

最初のゴリラは面白かったですが、その後は展開がなんとなく読めちゃいました。
ゴリラ→クラーク→タンスに指ぶつける、なのでどんどんボケが弱くなっている印象がありました。



スリーオール(自)

上記のご指摘を真摯に受け止めます。

3組目 ナカギ 61/80点

Warabee 9

ポジティブかつ行動的な内容に笑ってしまいました。
しかも嘘なんかい。個人的には今季の全ネタの中では一番好きです(まだ始まったばかりですが…)。



アッキー 8

・そう、君にはこの日本社会の闇を見て欲しかったんだ。君が平和ボケしない為の戒めとしてね。
・安心してくれ。昨日商店街で手相を見て貰っただろ?あれが僕だ
・---こうして二人は60歳あたりまでの愛を誓った---


終始バカな雰囲気が続いていて楽しかったです!
一つ一つのボケが非常に分かりやすくて、テンポよく読めました。
何か一つ強烈に印象に残るワードがあれば、さらに良かったかなと思います。




青西瓜 8



ひろちょび 8

最初2行一まとまりで途中から1行ずつになるの、男の焦りが視覚的に伝わってきてすごく良いですね!
料理教室を1日で辞めてるあたりからぐっと引き込まれました。オチというか話の収束先も好きです。
序盤、行数使った割に同じようなボケが続く(その時点では意味がわかりにくいかもしれない)のが惜しいところです。



きょく 7

プロポーズする側の男の行為がアホでとても面白かったです。される側の女も同じレベルなのもまた。
ただそれが嘘だって言った以降は勢いが急に衰えた感じがしました。
前半以上にもっと必死さを出しても良かったんじゃないかなと思います。



8823 7



あゆし 7

「夜景なんて深夜残業させられて出来てしまう悲しき光景」
っていう思想を持っている女性が、
徐々に感情論で否定する部分に先細りを感じました。
オチのために帳尻合わせたような印象ですね。

こういう構成で作りたいという思いがあるのかも知れませんが、
僕はナカギさん自身の人間性が滲み出るようなネタを作った方が、
もっと面白い表現が出来るんじゃないかと思いました。



ドロップ 7

男がとことんバカで面白かったです。
料理教室のくだりは特に好きでした。
ただ、全体的に飛び抜けたボケが無いのが気になりました。一発デカイのがあればネタとしてかなりの良作だと思います。



モンスタイル(7)



スリーオール(6)

女性側の返答もボケになってしまっていて、かつそこそこパンチがある分、
相対的に主人公の男性の方が割とまともなことを言っている風に感じてしまったので、
ネタとしてどういう方向に持っていきたいのかが見えてこない感じがしました。
男性側が全部お見通しな展開なり、女性側が無茶な理由付けをしてくる展開なり、
大きい方向性がわかるような流れにした方が個人的には好きかなと思います。



旅人(5)

前半はちょっと面白かったけど後半でちょっと力尽きた感じがしました。

なんかこう・・・なんか、ちょっとベタっぽい気もしました。



彼。(5)

良いボケもあったんですけど、あまり一人で語る形式が活きてないような気がしてしまいました。男女コンビで表現した方がテンポよく会話が見れたんじゃないかなと思います。

4組目 インタープラグ 51/70点

きょく 9

いやMステなのかよ!!!何でテレ朝の中に一般人住んでるんだよ!!!!!
ネタバラシ以降オチまでは今期のこれまでネタの中で一番面白かったです。
最後まで読んでもう一度見返すと、二人がテレ朝をアパートと間違えたり電車が通らないと気付かないのは不自然かなと。
最後はテレ朝の徹子の部屋の隣の部屋に居るのに、最初は別の場所で会話しているように見受けられました。
それでも9点は付けたいです。



アッキー 7

・あのステーションそのステーションじゃねえだろ!!
・もう売れてんだわ!!

「ミュージックステーション」と「駅前の路上ライブ」を上手く掛け合せた面白いネタでした。
中盤かなり良かったです。

ただ、全体を通して見ると設定の強引さが気になってしまいました。
冒頭でわざわざ「電車がこない駅」と説明を入れなければならない辺り、
この形式でやることに少々無理があったと思います。
ツッコミ側の理解力があり過ぎるように見えてしまいました。
「“ミュージックステーション”のことを“俺が見つけた路上ライブの盛んな駅”と言い張る」
という漫才にした方がスムーズに話を展開できたような気がします。
もっとも、その場合は一部のボケが使えなくなってしまいますが……。



旅人 7

「谷 で、いつもスーツでオールバックでサングラスのおっさんが仕切ってるよ。

八神 ・・・ミュージックステーションじゃねえか!!お前んちの最寄り駅ミュージックステーションなの!?」が面白かったです。

口パクの部分がちゃんと伏線として成り立ってる部分が「おぉ~」と思いました。
ただ、爆発力はなかったかな?



青西瓜 7



Warabee 7

ミュージックステーションのくだりからドカンと来ました。
後半良かっただけに前半が弱いかな…と。
Million Dreamsの流れは分かりづらかったので、1テンポ早くミュージックステーションのくだりを出しても良いのかなとは思いました。



彼。 7

最初の入り方で八神も綿谷も物件のことを理解していて愚痴りあっているように感じてしまって、ん?となってしまいました。
綿谷の話を八神が聞いてあげてるんですね。そこの入り方以外はミュージックステーションも徹子の部屋も面白かったです。



モンスタイル 7



ひろちょび(7)

ひとまず、ボケややりとり自体はそこそこ面白くて楽しめました。
ただ駅とMステって全然違いすぎて、勘違いするか???ってのがどうしても気にはなってしまいました。
当てはめた、という状態からさらに先の何かが欲しいです。その意味でも、徹子の部屋が隣ってオチは良いですね。



あゆし(6)

「歌手で口パクって最早駄目だな!?そいつらクソだよ、クソ!」
は、本心でしょうね。きっと。

みんなが知ってるのにそいつだけ知らない設定ゴリ押しで
コンパクトにまとめるって難しいですよね。
僕やったら長文で作って、省いちゃいけないボケだけ残して
もっともっと濃密な内容にするかな。

一回太ってから身体しぼって筋肉残すみたいな作り方なら、
多様なボケがたくさん浮かぶと思うんで、
徹子の部屋っていうシンプルな着地以外にも
選択肢は増えたはず。



スリーオール(4)

最寄り駅がMステという、思いつきそうで思いつかない絶妙な設定がよかったです。
隣が徹子の部屋で、ちゃんとテレ朝同士で整合性がとれてるのもよいと思います。

ただ、こんなことで引っかかってるのは自分くらいだろうなと思いつつ…
口パクとか同じような顔のくだりがいらなかったなと思いました。
それらは役割として「それMステじゃね?」的なボケなわけで、
だとすると口パクというのはそれのみでMステを特定する情報にはなりえず、
そのヒントで「それMステじゃね?」に繋げるのは都合がよすぎる思いました。
(番組の公式サイトか何かで堂々とそう表明しているならありですが、
 そうでないのなら正しいとも間違っているともわからないあくまで噂レベルの事柄を提示するのはボケの前提として不適では?)
「同じような顔の女の子の集団」「あの連中が絶対口パク」というのも
個人の思い込みや偏見の域を出ない類のものだと思いますので、
それらに素直に同意できなかった自分からすると、それらをベースとして「それMステじゃん」と言われても、
そもそもの前提が崩れている以上、ボケとして届いてきませんでした。
全体として面白そうなことは起こっているものの、引っかかるところが多くて帳消しになってしまった感じです。



ドロップ(3)

コントとしては展開などが良くできてると思いました。
ただ、個人的に面白かったところが正直無かったです。
何回も読み直したのですが、、、
ミュージックステーションと分かるところがこのネタの大ボケだと思うのですが、そこもはまらなかったです。



8823(自)

5組目 霜山寛治 75/80点

アッキー 10

面白かったところ
・ほぼ全部

いつも以上にアホ過ぎる世界観ですね……。
“セミ返し”という職業の圧倒的不毛感、そしてムダに感動的なストーリー展開が最高でした!
霜山寛治のネタでは、人間ではないものがやたら仰々しい口調で喋り出すこと多いですが、
今回はセミなので余計面白かったですね……。絵面を想像するだけで笑えてきます。



きょく 10

確かにセミの死骸の仰向け姿は気持ちが悪いですよね。
全体的に何言ってんだ感が今までの中で一番好きです。短バト初の満点付けちゃいます!
しかし霜山さんの人生(途中からセミ生)はこんなんでええんか。



青西瓜 10



旅人 9

「そして五年後。「よおうし! 死ぬぞぉ~!」と意気揚々と叫んで僕は土から飛び出た。」が面白かったです。

深そうに見えて全然深くねぇ文章。あと線路あんのになんで飛び出られたんだ?
面白かったんですが、10点つけるような「ものすごく面白い部分」というがなかったのでこの点数で。



彼。 9

セミ集め部門といった造語や、その仕事に対するディティールもしっかりしていて面白かったです。
後半はお笑いより読み物としても面白みが強くて、面白いのは面白いんですけど、ショートお笑いネタのサイトということで、この点数にさせていただきました。



8823 9



ドロップ 9

その会社はどうやって利益を得るんだよ。
面白いです!
この一言に尽きます!



ひろちょび 9

今回のは何ていうか、構成が完璧すぎますね。素直にすげぇな、どうして、と思いました。
個人的な笑いのピークは「セミ集め人の仕事を奪ってはいけない」で以降流れるように読んでしまったのですが、
ただ「ロマンスカーにはね飛ばされてしまった」「セミの表側が気持ち悪い」と定期的に凄い展開が来てて侮れないです。



Warabee(8)

うつ伏せいいですよね。僕も漫才の題材で使うぐらい好きです。
そんな事は置いといて。

「ライフワークバランスが崩壊している」「まずお前が蝉になってうつ伏せで死んでみろ」など
強烈なワード満載でした。
セミ集めがいるのにセミ返しの意味はあるのか…?という部分は考えてはいけないのかもしれませんが気になってしまいました。
個人的にはこの点についてのツッコミも欲しかった所です。



スリーオール(8)

爆発的に面白いとはまた違う、ジワジワと面白くなってくる感じでした。
個人的に、意気揚々と飛び出して即ロマンスカーにはねられるというのが過剰に感じました。
セミであっても至る所が骨折どころじゃ済まないし、うつ伏せとかそういう次元の問題じゃないんじゃないかとか、
余計な雑念がいろいろ浮かんでしまいました。



モンスタイル(6)



あゆし(5)

話自体の内容があっさりしてて物足りなく感じました。
おしゃれな文章書かはるなとは思いましたけどね。

株式会社蝉埋葬とかセミ語とかサラッと流してますけど、
もっと足し算出来るくだりでもありますし、
世界観を保ちながらも進めたいなら、
更なるキラーフレーズを期待してしまいますよね。

ユニット名KBOA率
霜山寛治 517KB 3/3
ナカギ 437KB 2/2
ボルテージコード 433KB 4/4
インタープラグ 421KB 2/3
阿武能丸 269KB 0/3

平均415.4KB

強豪が多く集まった今回。
霜山寛治が自身2度目のオーバー500を達成し1位に。
その圧倒的な力を見せつけた。

接戦を制しオンエアを勝ち取ったのは
ナカギとボルテージコードの2組。
共に前期からの引継ぎはない中で、
早期の期間2勝を達成した。

インタープラグは初の敗戦。
僅か12KBの差に泣くこととなった。
阿武能丸も自己最高得点ではあったものの
オンエアには届かなかった。

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